マーケティングって言葉をよく聞きますよね。
ですがマーケティングをうまく説明できる人はほとんどいないのではないでしょうか？
この記事ではマーケティングの意味と、マーケターと呼ばれる人がふだん何をやっているかや、必要な資質・スキルについて解説します。
マーケティングとは
マーケティングという言葉は今は色々な意味で使われていますが、アメリカの経営学者フィリップ・コトラーは「市場のニーズを探り、価値を提供することで利益をあげること」と定義されています。
わかりやすく表現して「商品が売れる仕組みを作ること」と私は認識しており、それはコトラーの定義と大きく離れていないといえるでしょう。
この業務に携わる人をマーケターやマーケッターと呼びます。
企業のほとんどの工程をさす
多くの企業ではマーケティングはプロモーションの意味で使われていることが多いですが、そんなことはありません。
実際には商品開発や運送工程も見方を変えればマーケティングの領域に含まれます。
マーケターの普段の業務は？
マーケティングはかなり広い領域に及ぶことは前述しました。
広い領域に及ぶため1人の人間が全てを見ることは不可能です。人によってそれぞれやっている業務は違うので基本的な業務を説明します。
1.市場調査や情報収集
2.数字分析
3.戦略策定
4.施策の効果測定
ほとんどのマーケターはこれらの業務は共通して行なっています。
またこの1-4は循環していることがおわかりいただけますでしょうか？4の施策の効果測定は次の施策の1.市場調査や情報収集になりうるのです。
1→2→3→4(1)→2→3
と、このサイクルが回り続けるのです。これをPDCAサイクルと呼びます。
このPDCAサイクルを回して数字を改善していくのがマーケターの仕事となります。
マーケターに必要な資質・スキル
では次に、マーケターに必要な資質やスキルについて説明していきましょう。
マーケターに必要な資質
論理的思考力
これは想像に難くないかもしれませんが、想像の通り論理的思考力はマーケターにとって非常に大事です。
マーケターの仕事は情報を集めてその情報によって意思決定をして施策を実行するのですが、そのときに会社のリソース(ヒト/モノ/カネ)を多く振り回すからです。
多くのリソースを振り回すので、それを外した時の会社に与えるマイナスは1人の営業マンの非ではないのです。
ですから論理的に考えて正解だと思われる行動をすることを求められます。
コミュニケーション力
これは意外に思う方が多いかもしれません。
マーケターの仕事はずっと情報収集や数字とにらめっこする仕事だというイメージを持っている方も多いと思いますが、そうではありません。
先述の通りマーケターが施策をやるときは多くのリソースを動かすのですが、そのリソースの中にはヒトが含まれます。
多くの場合マーケターが考えた施策を実行するのはマーケターではなく現場の人間です。
現場の人間に意図通りの行動をしてもらうためには意図や意義、目的を正確に伝えるコミュニケーション力が必要となります。
よくマーケター同士では”巻き込み力”(現場の人間を進んで施策に参画させる力)と呼ばれたりします。
マーケターに必要なスキル
市場調査スキル
市場や競合のシェアを調査し、自社がどこを攻めれば事業を拡大することができるかを調査する能力です。
市場調査のフレームワークがいくつかあるので、それを使いこなせるかどうかや情報を集められることを求められます。
戦略立案スキル
集めた情報を元に戦略をたてることができる能力です。
「戦略を立てる」ということはどの職種でも必要ですが、マーケティング職は他の職種よりも早く求めらる傾向にあります。
「戦略ってどうやって立てられるようになるの？」となる人が多いかと思いますが、こちらも市場調査同様にフレームワークがあります。
そのフレームワークを使いこなせるスキルが必要になってきます。
まとめ
マーケティングとは何かと必要な資質やスキルについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか？
一般の方からするとマーケティング職は何をしているかわからないという疑問に答えると共に必要なスキルなどをお伝えしました。
これからマーケターを目指す方の参考になればと思います。
おすすめ記事
この記事では未経験からwebマーケティングの仕事に転職ってできるの？という疑問にお答えします。 結論から申し上げると 未経験からのwebマーケティング職への転職は可能です！ ソースは私です！ ですが、ポイントを抑えて転職[…]
新米webマーケターは先輩webマーケターから口うるさく"PDCAを回せ！"と言われると思います。そしてうまくPDCAが回せずに先輩から怒られて、、、精神的に落ち込んで、次のPDCAもうまくいかずに、また怒られるみたいな流れになったことが誰[…]