こういった方いらっしゃいませんか?
- web広告運用の仕事って激務で忙しいのかな?
- 転職してみようかなと思ってるけど、きつい仕事はいやだな
- 未経験でもなれるのかな?
本記事はこういった疑問にお答えします。
web広告はwebマーケティング業界の代表的な仕事の一つで、華やかなイメージが強く、今人気の業界の一つです。
人気の業界は実は薄給激務だった。という話はよくあるので、実際はどうなのか?というのを聞いてみたくないですか?
大手メディア運営会社で広告を運用してきた私が、webマーケティング(特に広告運用)とはどういった仕事なのか?といった疑問に対して、包み隠さずお答えいたします。
- web広告運用は未経験からでもできる仕事かどうか
- web広告運用とは、どんな仕事内容なのか?
- 給料や勤務時間など
- 業界のいいところ悪いところ
について解説していきます。
- webマーケティング歴4年
- 転職複数回経験
- 上場企業のインハウスマーケター
webマーケ職の採用面接もやっています。また、副業で直接企業から依頼を受けてwebコンサルティングもしています。
- webマーケティング歴4年
- 転職複数回経験
- 上場企業のインハウスマーケター
webマーケ職の採用面接もやっています。また、副業で直接企業から依頼を受けてwebコンサルティングもしています。
結論
- 未経験からでも転職可能
- 残業は少ない(15h/月)
- 将来性があり給与も高い傾向がある
- 仕事以外での勉強が他の職種より大事
一言で言うと
「未経験からでも十分転職可能で、残業も少なく給与も高いし将来性もあるけど業務外での勉強が多い仕事」です。
実際に私がこのブログを更新しているのも自分のwebマーケティングの勉強の一環としてやっています。
なので勉強が苦にならないのであれば、天職とも言える仕事かと思います。
web広告運用の具体的な仕事内容
web広告運用とは?
web広告運用とはweb広告の成果を最大化するために行う調整業務のことを主に指します。
web広告には設定する項目が多く存在し、それらの項目は設定が少し違うだけで成果が大きく変わったりするので、最適な設定はどれなのかを見極める技術が必要になってきます。
その中で、ビジネスにとって一番良い設定はどれなのかを探しにいく作業です。
わかりやすくいうと広告費100万円を使って、その広告からの売上が200万円だったら、この200万円を最大化できる設定を模索する作業のことを指します。
- 広告の入稿作業
- 予算や入札の調整
- クリエイティブテスト
- シミュレーション作成
広告運用者と一言で言っても会社によって業務範囲は微妙に異なりますが、この業務は大体どの会社でも行うコトになるかと思います。
この仕事のいいところ
結論、勉強が頑張れる方なら、これ以上ないほどホワイトな仕事だと私は思います。
業務外の勉強が多いのは事実ですが、それゆえ労働時間が短く給料が高くて将来性があるという構造になっています。
- 未経験からでも転職可能
- 残業は少ない
- 将来性があり給与も高い傾向がある
未経験からでも転職可能
この業界にいる人は、ほとんどが未経験からの転職です。
業界自体が日進月歩の世界なので技術革新や情報のアップデートが早く、長い時間業界にいることが有利となりにくい構造であるため、新参者でも成果が出しやすく、未経験がハンデになりにくい環境となっています。
残業は少ない
この職種は比較的ホワイトです。
もちろん忙しい時期は残業が続いたりということはありますが、私の場合は大体20h/月くらいの残業で収まっています。
同業他社の知り合いも同じくらいなので、私だけが軒並み少ないということはないかと思います。
私は定時ぴったりに帰ろうではなく「キリのいいところまでやろう」で仕事をしているので、実際よりも長めかと思います。
また少し前の記事ですが、同業の会社さんで月間平均残業時間6.8時間にした記事がありますので、ご参考まで。
将来性がある給与も高い傾向がある
この職種は将来性があります。
こちらのグラフは各広告媒体の広告費の変化率(対前年)を表したグラフになります。
媒体別広告費の伸び率
出典:dentsu 2020年日本の広告費|媒体別広告費より
各広告媒体の広告費は徐々に減っていますが、インターネット広告だけは伸び続けているのがわかるかと思います。
コロナウイルスの関係で各社が広告の出稿控えをした2020年ですら微増してしまう有様です。
広告費が増えていけば、それに比例して広告運用者の必要数も高まっていくのは想像できるでしょう。
給与が高い傾向がある
給与も比較的高めです。私は新人のころは同年代と同じくらいの年収でしたが、実力が十分ついた3年目からは同年代の大卒平均年収の2倍くらいの年収はありました。
広告運用関連の仕事の年収を確認すると以下のような感じでした。
※広告運用というカテゴライズがなかったので近い職種をpickupしました。
- 150位 その他WEBサイト・インターネットサービス関連職 503万円
- 163位 アクセス解析・統計解析 499万円
- 170位 SEOコンサルタント・SEMコンサルタント 495万円
このランキングは309職種の中での順位なので、ちょうど中位くらいのように思われますが、元々生まれたばかりの仕事なので若い人が多いという事実を鑑みると他職種の平均年収よりも低く算出されている傾向があるので本当はもっと高いと見ていいでしょう。
先述のとおり、私は3年目で大卒同年代平均年収の約2倍でした。
平均の2倍はどのくらいかというと、参考に大卒以上の20-34歳の主要都市×性別の平均を算出して掲載しておきますので、自分の状況に当てはめてみてください。
全国平均 | 東京 | 大阪 | 愛知 | 福岡 | 北海道 | |
平均年収 | 307.7 | 379.0 | 332.2 | 318.5 | 290.5 | 280.8 |
男性,20-24歳 | 229.2 | 282.3 | 304.8 | 315.5 | 297.9 | 271.8 |
男性,25-29歳 | 266.4 | 328.1 | 354.3 | 366.7 | 346.2 | 315.9 |
男性,30-34歳 | 321.8 | 396.4 | 427.9 | 442.9 | 418.2 | 381.6 |
女性,20-24歳 | 224.8 | 276.9 | 298.9 | 309.4 | 292.1 | 266.6 |
女性,25-29歳 | 249.9 | 307.8 | 332.3 | 344.0 | 324.8 | 296.4 |
女性,30-34歳 | 280.4 | 345.4 | 372.9 | 386.0 | 364.4 | 332.5 |
令和元年賃金構造基本統計調査(厚労省)の学歴別賃金
令和元年賃金構造基本統計調査(厚労省)の都道府県別賃金
より筆者が集計し作成
※性別×年齢の平均年収に、都道府県別平均年収を掛け合わせで算出
この表の2倍くらいが安すぎると思うのであれば他職種を目指すか、私のように副業などで別途稼ぐことをオススメします。
幸い、この仕事は副業で働きやすい仕事なので本業以外で稼ぎやすいというメリットもあります。
また実際にマイナビで求人を探してみると
キャプチャの関係上載せられなかったのですが、この求人の応募条件は
- 大卒以上
- 基本的なPCスキル
- 社会人経験
なので、これを押さえてさえいれば、未経験でも最低年収300万円からのスタートです。
たまに未経験最低350万円の求人もあるので、他の職種と比較して安いわけではないことがお分かりいただけるかと思います。
この仕事の大変なところ
この仕事の良いところばかり語ってきましたが、もちろん大変なこともあります。
- 仕事以外の勉強が他の職種よりも大事
- 他の職種よりも論理性が求められる
仕事以外の勉強が他の職種よりも大事
Web業界は先述の通り業界のスピードが早いので、勉強を続けていかないとどんどん追い抜かれます。
この勉強も教科書があるわけではなく、メディアで発信されている最新事例を追いかけたり、業界の人同士で情報交換を積極的に行う環境を自分で作る必要があり、結構大変です。
他の職種よりも論理性が求められる
web業界は数字が多いゆえ、論理的に考えて解決できることが他の仕事と比較して多いです。
扱う金額も大きくなりがちなので、会社や上長の承認を得るハードルが高く、そのハードルを超えられる論理性が求められます。
逆に論理的に考えられない人は成果が出せないのでツライ思いをすることになるでしょう。
未経験でweb広告運用者になる方法
新卒や第二新卒の方は比較的簡単になれるかと思います。
上記以外の方でもなれた人をたくさん知ってますので、上記以外の方も諦めることはないです。
私の考えるweb広告運用者への近道はweb広告代理店に転職することです。
web広告代理店は事業会社よりも採用人数自体が多く、広告運用者の人数も多いので、教えてくれる人数も多いので未経験の方の入り口には最適です。
将来的に事業会社で広告運用をしたい人でも、いったんは代理店に就職してから、経験を積んだのちに事業会社に転職することをオススメします。
事業会社は未経験を採用するほど運用者に人数的余裕がないので、経験者のみの採用になったりしますし、教えてもらいやすい環境に一度行った方が長期目線で見ると年収が高くなるかと思います。
web広告運用者になるのにオススメの転職エージェントはこちら
web業界は新参者に優しいとはいえ、人気の業界であるので競争率は高いです。
私のweb業界1社目は一次面接から内定までの倍率が10倍くらいであると入社後に聞きました。
書類から内定までの倍率はもっと高いと思います。
対策なしでの通過は現実的ではありません。
私のオススメは転職エージェントを使うことです。
転職エージェントは、転職のプロが面接の対策など転職に関することを無料でアドバイスしてくれるサービスです。
未経験の転職は面接通過のハードルが高いので、一度プロに相談することをオススメします。
サービスに申し込んだから転職しないといけないということはありませんので、気軽に申し込んで大丈夫です。
私の知り合いの転職エージェントサービスは申込んだ人のうち実際に転職するのは3%くらいと言っていました。
申し込んでも97%は転職しないのが実態なので、まだ転職自体を迷っているという方も一度話を聞いてみることをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
華やかで人気のあるweb広告運用の仕事について解説していきました。
インターネット関連の仕事が今後伸びてくることは現代の社会の様子を見ても明らかであり、将来を見据えて転職するなら非常に賢明な選択であると考えられます。
しかしこの業界はスピードがとても早く、そのスピードについていけることが必要条件となりますので業務外の勉強量が多くなることは広告運用に限らず避けられないです。
他にも、この業界について書いた記事がありますので、もっと知りたいと思った方は、合わせて読んでみてくださいね。
「webマーケティングの実務経験を積みたいけど、お金かかるのかな..」 「webマーケティングを学びたいけど、お金をかけずに勉強する方法はないかな」 こういった疑問にお答えします。 &e[…]
この記事では未経験からwebマーケティングの仕事に転職ってできるの?という疑問にお答えします。 結論から申し上げると 未経験からのwebマーケティング職への転職は可能です! ソースは私です! ですが、ポイントを抑えて転職[…]